- プロ野球
2017.09.03 22:55
ルーキー濵口が8回2安打無失点の快投!横浜DeNAが3位を死守!

9勝目を挙げ、お立ち台でファンの声援に応えるDeNA・浜口=横浜【写真提供:共同通信社】
終盤の好機をモノにした横浜DeNAが1対0で読売巨人に勝利。3位のプライドでカード3タテを阻止し、ゲーム差を再び1.5に広げた。
横浜DeNAの先発は新人ながら今季8勝5敗、防御率3.63の濱口。対する読売巨人は同12勝6敗、防御率2.34のマイコラス。中4日でマウンドに上がったマイコラスは、1回裏に1死2塁、3回裏にも1死から連打を許したが後続を抑え、5回を終えて3安打無失点。一方の濱口も四球で走者を出すものの5回まで無安打投球を披露した。
6回以降も投手戦が続き、濵口は6回表に先頭打者・小林に初安打を許すも、マイコラスの犠打を封じて陽岱鋼を併殺打。続く7回表にも先頭打者のマギーを内野安打で出塁させながら、クリーンアップの坂本、阿部、村田を打ち取った。8回表は先頭打者の長野に四球を与えて、流れを相手に渡しかねない場面だったが、亀井の犠打を濵口自らの好フィールディングで2塁封殺にすると、小林はセカンドへの併殺に仕留めて難を逃れた。
濱口の力投に打線が応えたのは直後の8回裏。読売巨人の2番手・マシソンに対し、1死から倉本と桑原の連打に相手の失策が絡んで1、3塁。ここで2番・柴田が「なんとかバットに当てて、前に飛ばそうと思った」と、センターへ打ち上げた打球が決勝の犠牲フライに。9回表は守護神・山崎康が1死1、3塁のピンチで坂本と阿部を打ち取って22セーブ目。濱口は大卒の新人左腕としては球団史上最多となる9勝目を挙げた。
カード3タテを逃した読売巨人は3位奪取ならず。マイコラスが7回を4安打無失点と接戦に持ち込むも、3試合ぶりの登板となったマシソンが決勝点を与えてしまった。