今季４４セーブ目を挙げ、自身の持つパ・リーグ記録を更新したソフトバンクのサファテ＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

　福岡ソフトバンクに4対3で北海道日本ハムに勝利。今季2度目の先発となった大谷が4回に捕まって2敗目を喫した。

　先制は北海道日本ハム。3回裏に松本が前夜に続く先制タイムリーで1点を奪った。そしてマウンド上には大谷。7月12日以来のマウンドで、初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、3回にはアウト3つをすべて三振で撮るなど、3回まで2四球を与えたのみで無安打に抑えた。

　しかし北海道日本ハムが先制した直後の4回、福岡ソフトバンクが先頭打者の今宮の四球から、送りバントで1死2塁となった後、柳田のタイムリーで同点。続くデスパイネがヒットでつなぎ、福田がライトスタンドへ勝ち越しの3ランを放って大谷の攻略に成功。マウンド上から引きずり下ろした。

　反撃したい北海道日本ハムは、7回に福岡ソフトバンク3番手のモイネロからレアードの2点タイムリーで1点差としたが、8回、9回は岩嵜、サファテの必勝リレーの前に三者凡退に終わって1点差負け。チームの連勝は5でストップした。

　勝利した福岡ソフトバンクは、先発の石川が5回1失点の好投で6勝目。6回以降は4投手のリレーでリードを守った。シーズン44セーブでパ・リーグ新記録を更新したサファテは「岩瀬さんと藤川さんが持つもう一つの記録がある」と、あと2つに迫ったプロ野球記録の更新を誓った。