BASEBALL GATE

プロ野球

西川逆転V弾!広島東洋が東京ドーム7連勝!

5回広島1死一塁、西川が右中間に逆転2ランを放つ。投手マイコラス=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


投手戦を制した首位・広島東洋が2対1で4位・読売巨人を下し、優勝へのマジックを18とした。

 この試合の先発は、読売巨人が今季12勝5敗、防御率2.33のマイコラス。対する広島東洋は、同8勝4敗、防御率2.83の野村。僅差の投手戦が予想された試合が動いたのは2回裏。5番・村田が低めのカーブをうまく捉え、10号ソロをレフトスタンドへ運んだ。

 今季、対広島東洋戦に3戦3敗と相性の悪いマイコラスは、序盤からエンジン全開。ストレートを軸に緩急を付けたピッチングで4回まで6奪三振と圧巻の投球を見せる。しかし5回表、1死から6番・岩本を四球で歩かせると、続く7番・西川に甘く入ったストレートをライトスタンドへ運ばれる4号2ランで逆転を許してしまう。

 リードをもらった広島東洋の先発・野村は、3回以降も毎回ヒットを許すが粘りのピッチングを見せ、6回7安打1失点でリリーフ陣へバトンタッチ。広島東洋は、7回以降、今村、マシソン、中崎と鉄壁の投手リレーで1点を守りゲームセット。貴重な勝ち越し2ランを放った西川は、ヒーローインタビューで「最近、打っていなかったので、今日は打ちたいという気持ちで入りました」と5回の打席を振り返った。

 読売巨人は、これで東京ドームでの広島東洋戦は今季7戦全敗。高橋監督が「チャンスはあったが取りきれなかった」と悔やんだように、打線がマイコラスを援護できなかった。