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プロ野球

西の緊急降板も金田が移籍後初勝利!オリックスが3連勝!

日本ハムに逆転勝ちし、タッチを交わすロメロ(中央)らオリックスナイン=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】


 オリックスが5対2で北海道日本ハムを下して3連勝を飾った。

 西と有原の先発で始まった一戦。先手を取ったのは北海道日本ハム。2番・松本の内野安打の後、4番。中田が16号2ランを放って2点を先制した。しかし、オリックスは2回裏、ロメロの22号ソロで1点を返すと、走者をひとり置いて中島がレフトスタンドに運ぶ9号2ランを放って逆転に成功、6回には2死2、3塁のチャンスに小島が詰まりながらもライト前落として、2者を迎え入れた。

 オリックスの先発・西は、初回に松本の放ったピッチャーライナーを左手首に受けて1回2失点でマウンドを去ったが、その後を金田、小林、ヘルメン、近藤、平野の継投で逃げ切り勝ち。リリーフ陣の踏ん張りで3連勝をマークし、2番手で登板して3イニングを1安打無失点に抑えた金田が移籍後初勝利を飾るという収穫があったが、西は左手骨折と診断され、途中交代の吉田正は熱中症と不安材料も積み重なった試合となった。

 一方の北海道日本ハムは初回に主砲の一発で2点を先制したが相手の小刻みな継投の前に追加点を奪えず、有原を援護できず。有原は6回6安打5失点で今季11敗目(6勝)を喫した。この敗戦で、チームは今季の優勝の可能性が完全に消滅した。