中日戦に先発し、８回を２失点で１２勝目を挙げた巨人・マイコラス＝ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】

読売巨人が9対2で中日に快勝。序盤に一挙4点のビッグイニングを作って主導権を握ると、先発・マイコラスが8回2失点で12勝目を挙げた。

　読売巨人が中日の先発・吉見を打ち崩したのは3回表。先頭打者・マイコラスの安打とマギーの四球で1死1、2塁の好機を演出すると、クリーンアップに怒涛の3連打が生まれる。まずは坂本のタイムリー2塁打で先制すると、続く阿部も2点タイムリー。さらに村田も安打で繋ぐと、亀井のファーストゴロがフィルダースチョイスを誘い4点のリードを奪った。中盤の5回表には2死から村田と亀井の連打に長野が13号3ランを放って中押し。6回表に阿部のタイムリーなどで2点を追加し、試合を決定付けた。

　先発・マイコラスは序盤の2回を3者凡退に抑えて打線に先制の流れを作ると、5回裏には安打と2つの死球で招いた1死満塁のピンチも後続を断って無失点に。マイコラスは8回を125球、6安打7奪三振の2失点で今季12勝目。チームは4連勝で、最大11あった借金を完済し、5月27日以来の勝率5割復帰を果たした。

　一方、中日は先発・吉見が3回4失点で7敗目。チームは今季3度目の6連敗を喫し、借金も最多を更新する｢16｣に。明日に繋がる明るい材料は「7番・三塁」でスタメン出場の高橋に出た待望の一発。3回裏に昇格後初安打となる1号ソロをライトスタンドへ放った。