２回、先制２ランを放ち笑顔でタッチするＤｅＮＡ・戸柱＝神宮【写真提供:共同通信社】

　投打が噛み合った横浜DeNAが7対2で東京ヤクルトを下した。

　先発は、東京ヤクルトがプロ初登板となるドラフト3位ルーキーの梅野。対する横浜DeNAが今季5勝2敗、防御率2.42のウィーランド。高卒新人で先発するのは、今季のセ・リーグ初となるだけに、梅野がどんな投球を見せるかに注目が集まった。

　1回表、その梅野に三者凡退に抑えられた横浜DeNA打線だったが、2回表に牙をむく。1死1塁の場面で6番・戸柱が2試合連続の8号2ランで先制。その後、2死2塁の場面で9番・倉本がタイムリーを放ち、リードを3点に広げた。続く3回表には、1死2、3塁とチャンスを作り、4番・ロペスがきっちり犠牲フライを放ち追加点。その後3連続四球と相手先発の自滅でもう1点を加えた。

　序盤に5点のリードをもらったウィーランドは、2回裏に東京ヤクルトの5番・リベロに第4号ソロを浴び1点を失ったものの、その後は得点を与えず6回4安打1失点でバトンタッチ。7回からは、砂田、パットン、三嶋と繋いで、相手の反撃を1点に抑えた。打線も9回表にロペスの22号2ランでダメ押しに成功して連敗を3でストップさせた。

　敗れた東京ヤクルトは、梅野が3回5失点でKO。1イニングに5四球2暴投を記録するなど、次回に課題を残す形となった。