阪神戦に先発した巨人・マイコラス＝東京ドーム【写真提供:共同通信社】

　巨人のマイコラスが8日の阪神戦（東京ドーム）に先発し、7回無失点の好投で今季10勝目。来日1年目以来、2シーズンぶりの2ケタ勝利達成に、マイコラスは「とても気分がいい。さらに勝利を積み上げられるように頑張りたい」と喜んだ。

　「調子はよかった」というマイコラスだが、2回から3イニング連続でスコアリングポジションに走者を進める苦しい投球だった。それでも味方の大量援護をもらい、「アグレッシブに攻めていこうという気持ちで投げた」と得点は許さなかった。2回の1死1、2塁のピンチは相手の走塁ミスに助けられ、4回の2死1、2塁の場面は、一、二塁間の当たりを阿部が横っ飛びで好捕した。先制打を放ち、守備でもファインプレーを見せた阿部に対して、マイコラスは「今日は野獣のようなプレーを見せてくれた。いつも彼は素晴らしいプレーを見せてくれる」と感謝した。打撃でも3回に自らを助けるタイムリーを放ち、「毎日打撃練習に励んでいるし、どんな形でもチームに貢献できるように努めている」という頼もしい助っ人は、「残り試合、すべて勝てるように頑張ります」と、1年目の13勝超えを誓った。