- プロ野球
2017.07.28 23:15
秋山7回零封!阪神が完封リレーで単独2位再浮上!

7回無失点で9勝目を挙げた阪神・秋山=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】
阪神が5対0で中日に快勝。打線が先制から中押し、ダメ押しと効果的に得点を奪えば、先発・秋山も7回無失点と完ぺきに抑えてみせた。
中日の先発は今季6勝5敗、防御率3.00のバルデス。現在2連勝中と安定感抜群の左腕を阪神打線は序盤から攻略する。突破口を開いたのは2試合連続で打点を挙げている好調の大和だ。2回表の先頭打者として打席に立つと、フルカウントから捉えた打球はレフトスタンドへ運ぶ今季1号ソロ。この回はさらに相手の失策絡みで1点を加えた。4回表には鳥谷と大和の連打に、坂本が犠打を成功。2死となるも1番・俊介が2点タイムリー2塁打を放ってリードを4点に広げた。終盤の8回表には鳥谷のタイムリーでダメを押した。
投げては秋山が、完投勝利を挙げた前回登板を彷彿とさせる快投を披露。6安打を浴びたものの、4回と5回は併殺打で相手の攻撃を退けてみせた。7回裏には先頭打者のビシエドに安打を打たれるも、続く藤井に福田、最後は代打・工藤から3つのアウトを三振で奪う圧巻の投球。秋山は7回99球の無失点で9勝目。「序盤から多くランナーを出してしまいましたが、粘り強くというのをテーマに、しっかり任されたイニングは消化できたかなと思う。これから先の大事な試合で結果を出すことが一番なので、こういうピッチングを続けていくことが一番だと思います」と勝負の夏場に向けて意気込みを見せていた。
一方、敗れた中日は今季最多の借金13に。連敗ストップを託したバルデスが序盤に失点を重ねて劣勢に立たされると、打線も2ケタの12三振と奮わず。10点リードの逆転負けを喫するなど前カードで3タテを食らった重苦しい雰囲気を、ホームで払拭することはできなかった。