- 大学野球
2019.10.14 16:20
4年生の力で慶應大が首位攻防戦先勝!髙橋佑、津留﨑大成の好投に小原和樹が決勝打で応える【10/14 秋季東京六大学野球 1回戦 法政大学 vs慶應義塾大学】
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台風19号の影響で2日遅れの開催となった東京六大学第5週。ともに開幕から黒星をつけることなく連勝を重ねてきた法政大対慶應義塾大は、3対1で慶大が接戦を制した。
慶大は先制を許したその裏、2四球でチャンスを広げると瀬戸西純(3年・慶應)のタイムリーで同点とする。
その後は互いに、走者を出しながら追加点が遠い展開。ともにスコアボードに0が並んでいったが、8回に試合は動いた。
慶大は2死二、三塁のチャンスで打順は小原和樹(4年・盛岡三)。小原のそれまでの3打席はいずれも得点圏に走者を置きながら得点には至らず(内1打席は死球)。だが「後ろを向くタイプではない。僕に回せ、回ってこいと思っていた」と打席に向かうと、レフトへ2点タイムリーとなる二塁打を放って勝ち越しに成功。
その裏は8回から救援した津留﨑大成(4年・慶應)が小原の好守もあり3人で抑え、逃げ切った。
これで慶大は開幕5連勝。一方の法大は開幕からの連勝が6でストップした。
■法政大vs慶應義塾大1回戦
法大 010000000=1
慶大 01000002X=3
【法】朝山、鈴木、●内沢-伊藤
【慶】髙橋佑、〇津留﨑-郡司
◎慶應義塾大・大久保監督
「小原はよく打ったし、最後の守りもよかった。今日は4年生の意地や気持ちがありました。法政は手強いからこういう試合にはなるし、明日もなると思うので、必死に食らいつきたい。一つ勝っただけなので、勝ち点を獲れるようにしたいです」
◎慶應義塾大・小原和樹
「(前の3打席無安打も)僕は後ろを向くタイプではないので、もちろんそこで僕が打ったら高橋佑ももっと楽に投げられて、展開的にも楽だったのかなと思います。でも何とか我慢して切り替えて、あの打席は最大集中という気持ちで入れたのが最後に繋がったのかなと思います。あの時はもう『僕に回せ、回って来い』という気持ちで、郡司(裕也)、中村(健人)、僕と4年生で行こうと打席に行く前から言っていました。最終学年の4年生が繋いで決められたのはよかったのかなと思います。これまで共にやってきた4年生は皆そうでしたが、やっぱり4年生の力は偉大。それを僕らベンチに入っているメンバーが肌で感じていたので、やっぱり最後の代、4年生の力は大事ですし、控えの選手も出ている選手もキーになってくるのかなと思います」