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九州共立大・片山勢三がドラフト候補から“おかわり”弾!さらなる大物食いへ【明治神宮野球大会】

身長176cm108kgの主砲・片山勢三内野手(4年・門司学園)が豪快な活躍を見せて、九州共立大が7対6でサヨナラ勝ちし2回戦進出を決めた。

高校通算32本塁打、リーグ戦通算14本塁打の長打力を遺憾なく発揮。卒業後はパナソニックに進む


1回表に名城大に先制を許した九州共立大だったが、その裏に一死一、二塁で打席には4番の片山。ここで来秋ドラフト候補右腕・栗林良吏投手(3年・愛知黎明)の「狙っていた」というスライダーを振り抜くと、レフトスタンドに飛び込む逆転の3ラン本塁打となった。

続く第2打席は三振に終わったが、この際に高めのストレートに手を出しており、第3打席では「またストレートで来ると思い、逆方向に叩こうとしました」と再び狙いを澄まし、ライトスタンドに飛び込む2ラン本塁打を放った。

その後2打席は、敬遠で歩かされてチャンスを拡大。9回裏の望月涼太内野手(4年・東大阪大柏原)のサヨナラ打に繋げた。

試合後、報道陣に囲まれた片山は、「監督には内緒なんですけど」とおどけながら、「ホテルのバイキングが美味しくて、2kg増えちゃいました」と体重110kgにまで到達したと告白。今日の勝利でホテル滞在は続くが、「(バイキングは)種類が多いので、まだまだ全然飽きていません」とさらなる体重増加を示唆。片山流の調整で次戦は、東妻勇輔投手(3年・智弁和歌山)と松本航投手(3年・明石商)のドラフト候補コンビ擁する日本体育大を飲み込みたい。

★1回戦 名城大vs九州共立大

名城大 102004000=7
九州共立大 300120011x=8
【名】栗林、●坂倉—山口
【共】竹本、○岩崎、久保−緒方
本塁打:九州共立大・片山《1回3ラン、5回2ラン》、平良《8回ソロ》

文=高木遊、写真=伊藤華子