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【Baseball Gate Analysis】菊池涼介(広島)断トツのUZR 二塁ベース付近の強さ

セ・リーグ二塁手 菊池涼介(広島東洋カープ)
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 セ・リーグ二塁手のUZRでは菊池涼介が断トツの数値をたたき出した。深めの守備位置からのアクロバティックな守備で観客を魅了する菊池だが、その貢献度は数字の上でも高い。
 菊池のUZRは守備範囲だけでなく、失策の有無や併殺への寄与など他の項目でもポイントが高いことが特徴だ。守備率はリーグトップの.995で、失策数は4つのみ。広島はセ・リーグで最もゴロを打たせるチームで、2016年は合計1935個(バントの打球を除く)のゴロを打たせている。必然的に守備機会が多くなる中で、1年間レギュラーを守り続けてのこの数字は評価されるべきだろう。また、菊池は併殺のとれるシチュエーションでの併殺奪取もリーグトップの数値で、特に第1捕球者としての併殺奪取が多かった。
 菊池のゾーン別の貢献度を見ると、N,O,Pという二塁ベース付近のゾーンで抜群の強さを発揮していたことが分かる。遊撃手の田中広輔も二塁ベース付近のL,Mのゾーンで高い数値を残しており、ゴロがセンターへ抜けにくい二遊間となっていた。実際、広島がセンターへ打たれたゴロ安打は85本で、これはセ・リーグ唯一の2ケタ台だった。
 菊池の貢献もあり、広島は一塁、二塁、三塁、遊撃を足した内野陣のUZRがリーグトップ。25年ぶりのリーグ制覇には内野守備陣の貢献も大きかったといえる。

4菊池 涼介(広島東洋)日の丸を背負う選ばれし戦士たち

坂本勇人(読売巨人)の守備範囲の広さをグラフ化

今宮健太(ソフトバンク)はUZRリーグ6位