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2016.10.28 20:22
U23代表 ピックアッププレーヤー・三好匠(東北楽天)
初代王者を狙う侍ジャパンU-23代表の主将
写真提供=共同通信社
三好 匠 みよし・たくみ
東北楽天ゴールデンイーグルス
九州国際大付高(福岡)
二塁手・右投右打・174センチ75キロ・1993年6月7日生
「第1回WBSC U-23ワールドカップ」で初代王者を狙う侍ジャパンU-23代表の主将。パンチ力に長ける打撃と、堅実性を増した守備で高卒5年目のキャリアハイの38試合に出場し70打数14安打で3本塁打6打点。24名のチームのまとめ役はもちろん、打線の中軸としても期待がかかる。
九州国際大付高(福岡)時代は1年夏に外野手として甲子園に出場。2年夏には三塁手兼投手。2年秋には本格手に投手に転ずると高城俊人(現・横浜DeNA)とのバッテリーで福岡県大会優勝と九州大会準優勝を勝ち取り、3年春センバツではエースとして最速145キロをマーク。5試合すべてを投げ抜き準優勝投手に輝いている。
また、このセンバツでは初戦の前橋育英(群馬)戦、準決勝の日大三(東京)戦で本塁打。また最後の夏もエースとして2季連続の甲子園出場。甲子園では初戦で関西(岡山)に敗れたが、打撃では5打数2安打。高校通算23本塁打と現在の打撃につながるベースを築いた。
2011年、東北楽天からドラフト3巡目指名を受けた直後から野手に転向した三好は、1年目からイースタンリーグで58試合に出場し、4本塁打、11打点、打率.250と木製バットにもスムーズに適合。2年目となる2013年には一軍初昇格を果たし6試合出場。高卒3年目の2014年にはプロ初安打も放ち、オフには「第1回 IBAF 21Uワールドカップ」に出場。主に「6番・三塁手」として出場し、準優勝に貢献している。
国内で行われた強化試合を終え「前回は悔しい想いをしたので、しっかりとやり返して世界一を獲りたい」と決意を語った三好。侍ジャパンU-23代表の合言葉は「元気ハツラツ」を体現するプレー、立ち振る舞いを最後まで見せ、世界一のキャプテンとして優勝カップをメキシコの空に掲げる準備は、もうできている。