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プロ野球

デスパイネ猛打賞&秋山勝ち越し打!全パが2連勝で「デスパイイネ!」

オールスター第2戦  表彰された5選手。(前列左から)MVPの全パ・デスパイネ、マイナビ賞の全パ・西川、(後列左から)敢闘選手賞の全セ・小林、全パ・秋山、鈴木=ZOZOマリン


プロ野球のマイナビオールスターゲーム第2戦が15日、ZOZOマリンで行われ、全パが3対1で全セを下して2連勝。通算成績を82勝78敗11分けとした。
 
 前日の第1戦に勝利した全パは則本(東北楽天)、対する全セは菅野(読売巨人)が先発。圧巻だったのは則本。2イニングを投げて計3三振を奪うとともに、2回2死からのゲレーロ(中日)の打席で自己最速を更新する158キロをマーク。2回をパーフェクトに抑えた。

 対する菅野は、初回に秋山(埼玉西武)とデスパイネ(福岡ソフトバンク)にヒットを許しながらも無失点に抑えると、2回は三者凡退。2回を2安打無失点、3三振で役目を果たした。

 試合が動いたのは3回表、2死走者なしから全セの9番・小林(読売巨人)が、全パの2番手・金子(オリックス)の初球ストレートを捉えてレフトスタンドへ放り込むソロアーチ。球宴初出場の小林による球宴初打席初本塁打で全セが1点をリードした。

 全パの反撃は4回裏。1死走者なしの場面で、デスパイネ(福岡ソフトバンク)が全セの2番手・秋山(阪神)の高めのストレートをバックスクリーンに弾き返す同点弾をお見舞い。そして続く5回裏には鈴木(千葉ロッテ)が3塁打で出塁し、2死3塁から秋山(埼玉西武)がタイムリー2塁打を放って勝ち越しに成功。さらに7回裏には鈴木(千葉ロッテ)がダメ押しのソロ本塁打を放った。

 全パの投手陣は、則本、金子の後に美馬(東北楽天)が2回をパーフェクトに抑えると、二木(千葉ロッテ)、黒木(オリックス)も無失点で繋ぎ、最後は谷元(北海道日本ハム)が締めて逃げ切り勝ち。全セ打線をソロ本塁打1本のみの4安打1得点に抑え込んだ。

 MVP(賞金300万円)は、古巣の本拠地球場で同点弾を含む3安打猛打賞の活躍を見せたデスパイネが選ばれ、「最高の気分。3年間プレーした球場で本塁打を打ててうれしく思う」と笑み。最後は「デスパイイネ~!」とお馴染みのパフォーマンスでファンを沸かせた。敢闘賞(賞金100万円)には、2試合連続で選ばれた秋山の他、鈴木と小林が選ばれた。
また、2試合を通して「ファンに夢と感動を届けた選手1名」に贈呈されるマイナビ賞、日産ノート e-POWER賞には、西川(北海道日本ハム)が見事選出された。