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プロ野球

糸井、念願叶った!筒香と交流実現 フリー打撃に「エグイ!」

 ◇マイナビオールスターゲーム 全セ2―6全パ(2017年7月14日 ナゴヤD)

試合前のメンバー紹介でタッチを交わす筒香(左)と糸井

 セ・リーグの一員としては初めて立った夢舞台。濃厚な時間を過ごした糸井(阪神)は「楽しかったです。(明日も)頑張ります」と野球少年のように目を輝かせた。

 練習開始に備えてベンチを出た時には「ゴウかな。筒香です!バッティングの話をしてみたい!」と10歳下のスラッガーとの交流を熱望。同組になったフリー打撃では狙い通り会話を交わし、目の当たりにした打球に思わず「」と漏らした。

 道具一式は球宴仕様だった。グラブ、バットに加えてリストバンドやフットガードなど計6点を淡い青色基調にピンクの差し色が入ったカラーで統一。契約するアンダーアーマー社の担当者から当日になって初めて現物を届けられ、「攻めてるねー。かっこええやん」と喜んだという。

 試合が始まれば勝負師の顔に戻った。今季10試合あった1番打者として登場。初回の千賀との対決ではすべて直球でカウント3―2までいった後、6球目の「お化けフォーク」を冷静に見極めて四球で出塁した。

 3回2死無走者からは足で安打をもぎ取った。内角に来た菊池の2球目は避けてそのままバックネットに突き刺さるほどの“危険球”。ヒヤリとする場面でも表情一つ変えず、3球目をたたいた高いゴロが遊撃前へ。強肩の今宮も一塁へ投げられず、しぶい内野安打になった。

 2度の出塁はあっても試合前に公約に掲げた「盗塁1個」はかなわず直後の守備から交代した。出場は9度目を誇る常連でも猛虎戦士としては初。四球と内野安打の2打席連続出塁で存在感を放ち、全セを率いた広島・緒方監督を「各バッターがすごいスイングをしていた。(特に)糸井のフルスイングの強さ」とうならせた。楽しむだけでなく後半戦への“布石”をキッチリ打ち、まずは第1戦を終えた。(巻木 周平)