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【千葉】清宮の後輩、明聖・上島が完封 元ロッテの監督に贈った夏初白星

 ◇第99回全国高校野球選手権千葉大会1回戦 明聖3―0柏の葉(2017年7月12日 柏の葉)

<明聖・柏の葉>完封勝利を挙げた明聖の1年生・上島

 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会は12日、24大会226試合が行われた。千葉大会では明聖が3―0で柏の葉を下し12年ぶりの夏初戦突破。1年生右腕で背番号6の上島颯人(はやと)が5安打完封で、4月に就任した元ロッテの高橋忠一監督(57)に夏初白星を贈った。また、西東京大会では都南平が駒場学園に3―2で逆転勝ち。15日の3回戦で早実と対戦する。13日は29大会235試合が行われる。

 1年生右腕が最後まで明聖のマウンドを守った。最速135キロを誇る直球を武器に、上島が5安打9奪三振で完封。「3年生のために絶対勝つつもりで投げました。3年生からはよくやってくれたと言われました」と05年以来となる12年ぶりの初戦突破に初々しい笑顔を見せた。

 早実・清宮の2年後輩になるが、同じ北砂リトル出身で遊撃手として世界大会3位に輝いた実績を持つ。4月から指揮を執る高橋忠一監督を慕って入学した。元ロッテの外野手の指揮官は、学童野球をやっていたときに出会い、当時投手だった上島のコントロールの良さ、マウンドさばき、ものおじしない性格にほれ込んで誘った。

 上島は浦安シニアで再び投手として活躍。高橋監督は投球について「私は何もしていない。まだまだ伸びる子なのでやりたいようにさせている」と説明するが、愛弟子は「監督のおかげで打撃もよくなった。いろいろなことを吸収していきたい」と、元プロの技を学び、早くも高校通算4本塁打もマークしている。この日も1安打をマークするなど、まさにオールラウンダーだ。

 部員14人も、この日は体調不良などで4人がベンチから外れた。そんな少数精鋭の環境も「人数が少ないので上下関係もなく先輩とも接しやすい」と笑う。清宮先輩に負けない輝きを、上島も放っていた。 (武井 花織)

 ◆上島 颯人(うえしま・はやと)2001年(平13)5月17日、東京都生まれの16歳。小1から野球を始める。小6で東京北砂リトルリーグに所属し世界大会3位。浦安シニアを経て、高校進学後は1年春からベンチ入り。両親、兄と弟。1メートル80、70キロ。右投げ左打ち。