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プロ野球

イベントに参加するだけでチャリティーができる「みんなのプロ野球ファンミーティング」

◆プロ野球レジェンドの赤裸々トークが楽しめるイベント

7月3日、東京・芝浦のSHIBAURA HOUSEにて、プロ野球ファン向けのトークイベント『みんなのプロ野球ファンミーティング』が開催された。このイベントでは、これまで佐伯貴弘氏(元横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズ)や鶴岡一成氏(元横浜DeNAベイスターズほか)など、様々なプロ野球OBがゲストとして迎えられてきたが、第5回目となるこの日は元読売ジャイアンツの鈴木尚広氏が登場した。

競争の激しいジャイアンツで20年間プロとして生き残れた秘訣、歴代トップとなる82.90%の盗塁成功率に対する思い、牽制時のピッチャーとの駆け引き方法など、トークは今だから話せる現役時代の秘話が満載。特にファンの関心を集めたのは、盗塁の際のリードの長さだ。「僕はだいたい13足分です」と実際にその距離を披露すると、観客からは「そんなに!」と驚きの声が。質問タイムでは、現役最後のプレーとなった牽制タッチアウトについても赤裸々に語ってくれた。

◆ファン参加型のチャリティーを実現する新たな取り組み

今回からこのイベントでは、入場の際に参加者全員に野球の硬式ボールが配られるようになった。これは、埼玉県の障害者就労支援施設『夢工房翔裕園』が全国の高校・大学の硬式野球部や硬式野球チームから使えなくなったボールの芯を回収し、施設で自立を目指す障害者の方々が皮を張り替えて作った再生ボールである。

今回は、野球を通じた慈善活動を展開する『NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション』の協力により、イベントのチケット代の400円分がこの再生ボールの購入費に充てられ、障害者の方々の自立支援に活かされることになった。つまり、イベントに参加するだけで、自動的にチャリティー活動をやっていることになる仕組みだ。

トークイベント終了後には、鈴木氏がその再生ボールにサインし、一人一人記念撮影を行った。ファンにとっては、楽しくチャリティーに参加できる嬉しい機会となったに違いない。

『みんなのプロ野球ファンミーティング』では、今後もこのチャリティー企画を継続する予定とのこと。次回も人気プロ野球OBを迎え、ここでしか聞けない秘話をファンにお届けする。

みんなのプロ野球ファンミーティング
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