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高校野球

東海大菅生「4度目の正直」なるか 3年連続西東京大会決勝で涙

 「4度目の正直」なるか――。第99回全国高校野球選手権西東京大会が9日に開幕し、前回準優勝の東海大菅生は15日の3回戦で桐朋―都小川の勝者と戦う。

 00年以来17年ぶりの夏甲子園を狙うチームの鬼門になっているのが決勝戦。昨夏まで3年連続で涙をのんでいる。14年は6回に先制もサヨナラ負けを喫し、翌年は5点リードの8回に打者14人攻撃で8点を奪われ逆転負け。昨夏は3回までに3点のリードを許しながら同点に追いつく粘りを見せたが、延長11回に2点を勝ち越されて力尽きた。「悔しい思いをした先輩の姿を見てきた」と深津将志三塁手(3年)は振り返る。

 試合終盤の粘り強さを補うため、昨冬は体力強化に励んだ。ベンチプレスやスクワットなどのウエートトレーニングを2日に1回敢行。食事面でも夕食後に餅4個とプロテインを補給することで、筋肉量を増やした。

 春季東京都大会は4回戦で日大三に敗れたものの、投手陣は最速145キロ右腕の松本健吾(3年)や1メートル80右腕・小玉佳吾主将(同)を筆頭に140キロ前後の速球派が5人揃う。打線もクリーンアップの児玉主将を中心に切れ目がない。大会前の練習試合では神村学園(鹿児島)に3―1、二松学舎大付(東東京)も8―1で下し、花咲徳栄(埼玉)からは10点を奪い大勝した。関係者は「今までで一番実力がある代。甲子園の届くところにある」と高く評価する。

 OBの勝俣翔貴内野手(現国際武道大2年)からもエールを送られ、気持ちも高まった。「ここまでいい感じです。甲子園優勝を目指す。それしかない」。鬼門突破からの日本一へ、深津はナインの思いを言葉にした。