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プロ野球

金本監督「流れを変えようと思って」“勝負手”桑原2イニング

 ◇セ・リーグ 阪神7―6巨人(2017年7月9日 甲子園)

<神・巨>2番手で6回から2イニングを無失点に抑えた桑原

 阪神・金本監督は、そのタクトに勝利への執念をにじませ、そして勝ちきった。最大の勝負手は桑原の2イニングだった。

 「(6回から桑原投入は)岩貞の状態を見ながらですが、やっぱり打順が上位だったので。また同じような繰り返しになると雰囲気が悪くなるので、流れを変えようと思って」

 味方が得点した直後の4、5回に2イニング連続で同点に追いつかれた先発・岩貞を5回3失点で交代させた。6回からは、7回が主戦場のセットアッパー・桑原を投入。勝ち越しては追いつかれるという悪い流れを断ち切るためだった。しかも、4月16日広島戦以来、今季2度目となる2イニングを託し、無失点で追いすがる巨人の勢いを寸断した。

 8回はマテオにつなぎ、3点リードの9回にはドリスを投入。2日ヤクルト戦以来となる「勝利の方程式」で逃げ切りを図ったが、守護神はまさかの乱調で同点に追いつかれた。それでも勝ち越しは許さず「桑原の2回」を無駄にすることはなかった。指揮官も「ドリスも今年は本当によくやってくれているので、たまには(乱調も)あるのかなということでね」と不問に付し、次回登板での奮起に期待を寄せた。(惟任 貴信)