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プロ野球

清原和博氏「野村さんの下で野球してみたかった」“お下がり”ヘルメットは「形見」

 ◇野村克也さん死去(2020年2月11日)

清原氏(左)は現役時代、野村氏のヘルメットを使用していた

 野村さんから最大級の評価を受けていた清原和博氏(52)は、スポニチ本紙の取材に「一度は野村さんの下で野球をしてみたかった」と名将をしのんだ。

 通算657本塁打でプロ野球の右打者最多記録を持つ野村さんは、清原氏がPL学園で活躍していた時から「右バッターで俺のホームラン記録を抜くとすればこの男」とみていた。清原氏は「新人の頃から期待していただき、本当に感謝していました」と語り、訃報に接し「あまりにも突然だったので、悲しくてつらくて…」と声を振り絞った。

 西武時代の92、93年は野村さん率いるヤクルトと日本シリーズで対戦。「弱点を見透かされているようで苦しかった」とID野球のプレッシャーを打席で感じたという。

 現役時代には、野村さんが現役最後の西武時代にかぶっていたヘルメットを使っていた。プロ入り後、頭に合うサイズが見つからなかったため、用具係が倉庫から取り出してきたという。清原氏は西武、巨人、オリックスとチームが変わるたびに色を塗り直して引退まで使い続けた。「野村さんの背番号だった19の跡が残っていたので、心強い気持ちで打席に立つことができた」と明かした。

 5年ほど前に一緒に食事したのが最後になった。16年に清原氏が薬物事件で逮捕された後も野村さんは気に掛けていた。清原氏は「ルーキーの頃から期待をかけていただいたのに裏切ってしまった。罪を犯してしまったことを心からおわびしたい。いつか会いに行かなければと思っていました」と語り「ヘルメットを形見として一生大切にしたい」と誓った。