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高校野球

【兵庫】市神港の最後の夏 さまざまな思いを胸に初戦快勝

 ◇第99回全国高校野球選手権兵庫大会1回線 市神港・神港橘9―1西宮東(2017年7月9日 高砂)

<市神港・神港橘・西宮東>体をのけ反らせながら大声で校歌を歌う市神港・神港橘ナイン

 今大会を最後に閉部することが決まっている市神港が、神港橘との連合チームで初戦に臨み、西宮東に9―1で快勝した。市神港OBで就任7年目の安田涼監督は「出来過ぎですね。1分、1秒でも長く野球部を存続させたい」と口にすると、思わず涙ぐんだ。

 1917年創部。ちょうど100年の歴史があり、第一神港商時代の1929、30年には選抜連覇を果たすなど春夏合わせ15度の甲子園出場を誇る。その古豪が、昨年4月に兵庫商と統合して神港橘となり、来年3月に市神港は閉校する。現在の3年生部員7人が最後の世代で、敗れた時点で閉部となる。

 昨秋、今春とコールドで敗退したが、初回2死二塁で3年生の4番・笹本が左越えに先制2ランを放つなど、打線が奮起。今月2日に、元阪急の山口高志氏(67)に「1000人のOBがついている」と激励されたことも力になった。76年夏以来、41年ぶりの甲子園出場に向け、市神港の最後の夏が始まった。