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福浦の代打決勝犠飛で千葉ロッテが勝利!オリックスは守護神・平野が4四球…

9回、勝ち越しの犠飛を放ち、ナインとタッチを交わすロッテ・福浦(左端)=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】


千葉ロッテが9回に相手守護神・平野を攻略し、3対1でオリックスに勝利した。

 山岡と涌井の右腕同士の投げ合いで始まった一戦は、終盤までは緊迫した投手戦が繰り広げられた。涌井は4回1/3を投げた時点で通算2000投球回を達成し、走者を背負いながらも5回に小谷野のタイムリーで1点を失ったのみで、7回120球を投げて8安打1失点。対する山岡は6回まで散発3安打無失点に抑え、7回にパラデスに一発を許したが、8回113球を投げて4安打1失点、11奪三振の快投を見せた。

 しかし、勝利したのは千葉ロッテ。1対1の同点で迎えた9回表、この回からマウンドに上ったオリックス・平野に対し、先頭の鈴木がヒットで出塁した後にパラデスが四球、1死後に角中も四球を選んで1死満塁のチャンスを掴むと、代打で登場した福浦がレフトへきっちりと犠牲フライを打ち上げて勝ち越しに成功。さらに2死満塁から代打の井口が押し出しのフォアボールを選んで貴重な3点目をもぎ取った。

 オリックスにとっては、打者7人に1安打4四球だった平野の不出来が誤算。ここ最近の不安定な投球内容に、試合後の福良監督も「一度話をしないといけないかな…」と顔をしかめた。