マイアミ・マーリンズのイチローが7月6日、セントルイス・カージナルス戦に7番・右翼手で先発出場し2安打を放った。これでイチローの安打数はメジャー通算3054本となり、ロッド・カルー（3053安打）を抜いて歴代24位になった。

二回の第1打席でイチローはカージナルス先発のマイケル・ワカから、レフト前ヒットを放つ。1点を追う八回にはブレッド・セシルの球をセンター前ヒットにして、今シーズン2度目のマルチヒット。

パナマ出身のカルーが残した3053安打は、これまで米国外出身選手の最多安打記録だった。今回これもイチローは塗り替えた。

「僕が3000安打を達成したとき、彼（カルー）は手紙をくれました。彼の体調が悪いことは知っていましたが、それでも彼は手紙をくれたんです」と秘話を明かすイチロー。カルーは昨年、心臓や腎臓の移植手術を受けるなど健康問題に取り組んでいた。そのなかで祝福の手紙をもらったことに深い感謝を示した。

新たな記録を作ったイチローにファンからは、「これはすごい記録」「もはや形容詞が見つからない」「10年以上野手としてメジャーで活躍しているのはすごい」などの声が寄せられている。