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プロ野球

ゲレーロ22号&鈴木8回無失点!中日が13安打で快勝!

中日―ヤクルト ヤクルトに勝利し、ナインとタッチを交わす中日先発の鈴木=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 13安打を放った中日が7対2で東京ヤクルトに快勝。プロ4年目の鈴木が8回を無失点に抑える好投で5勝目を挙げた。
中日打線が序盤から東京ヤクルトの先発・山中を攻略した。まずは初回、京田と大島の安打でつくった好機にゲレーロのセカンドセカンドフライで先制すると、2回裏には1軍昇格即スタメンとなった野本の2塁打をきっかけに、福田のライトフェンスを直撃するタイムリー2塁打と京田のタイムリーでリードは3点に。中盤の5回裏には1死からゲレーロの22号ソロで口火を切ると、藤井と野本の連打などで満塁として木下拓のセカンドゴロの間に加点。さらに、鈴木と京田の連続タイムリーで中押しに成功した。

 打線にリズムを作ったのは先発の鈴木。初回は2安打を浴びながら味方の好守に助けられると、2回と3回を3者凡退に。4回表は先頭の坂口に安打を許すなど1死1、2塁とするも、バレンティンとグリーンを外野フライに打ち取り難を凌いだ。9回表にバレンティンに2ランを浴びて自身初の完封勝利こそ逃したものの、8回1/3を5安打6四球の2失点でチームトップタイの5勝目。「最後まで投げ切れれば一番良かったんですけど、体力が無かったので。また、しっかり走って体力をつけて、次の登板に備えたいと思います」と完投を意識する頼もしさを見せていた。

 一方、東京ヤクルトは3連敗で借金が17に膨らんだ。今季初勝利を懸けてマウンドに上がった山中が4回2/3を7失点と先発の役割を果たせず、正捕手・中村の復帰も奏功しなかった。