ソフトバンク―日本ハム　日本ハム戦に先発したソフトバンク・松本裕＝ヤフオクドーム【写真提供：共同通信社】

　福岡ソフトバンクのプロ3年目右腕・松本が、29日の北海道日本ハム戦（ヤフオクドーム）で5回2/3を4安打無失点の好投でプロ2勝目を挙げた。

　「やっとここ（ヤフオクドーム）で勝てたのでとてもうれしい。全体的にストライクが取れたし、低めに集めて打たせて取れたことがよかったと思う」と松本。初回三者凡退の好スタートを切ると、序盤3回まで2四球のみの無安打無失点。4回2死から田中賢に初安打を許し、続く5回には先頭の石井一に2塁打を浴びてピンチを背負ったが後続を落ち着いて仕留めて無失点。6回に2安打1四球で2死満塁とされたところで嘉弥真の救援を仰いだが、これまでよりも大きく進化した投球内容で、先発登板した試合でプロ入り後初めて無失点のままマウンドを降りた。

　その後のリリーフ陣も好投して、6月3日以来、自身4試合ぶりのプロ2勝目。6回途中での降板に「僕がいきたい気持ちはあったけど嘉弥真さんが抑えてくれて良かった。今度は僕が抑えて信頼される投手になりたい」と反省と意欲を見せたドラフト1位右腕の今後の成長が大いに期待される。