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プロ野球

阪神・藤浪「後がないつもりで」巨人・坂本から金言「言葉の大切さ」

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)が5日、昨年末に巨人・坂本勇人内野手(31)から金言を授かったことを明かした。JRA騎手の武豊(50)、お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武(57)とも同席した会食で「言葉の大切さ」について説かれたという。野球教室を開催し、さっそく「後がないつもりで」と今季にかける思いを言葉にした。

野球教室で子どもたちに打撃指導をする藤浪(撮影・坂田 高浩)

 復活を期す2020年。毎年恒例の野球教室で新年初めて公の場に姿を見せた藤浪はネットで話題になっている食事会で得た「学び」を明らかにした。

 「木梨さんは少し先に帰られたのですが、(武)豊さんや坂本さんに、いい話をしていただきました。技術どうこうという話ではなく、自分が発する言葉の大切さというか、発言、考え方。そういった話です」

 昨年末のことだった。自主トレのために滞在していた東京都内で共通の知人がいる3人と会食の機会を得て、その様子を木梨がインスタグラムに投稿したことで大きな反響を呼んでいた。豪華すぎるメンバーと同席し、貴重な学びがあった。強敵として対してきた坂本、以前から親交のある武がそろって「言葉の大切さ」を痛感していたという。

 日常会話やグラウンドでのコミュニケーション、メディア、ファンへの対応などなど…。自らの意思や考え方を言葉で伝える機会は多い。立場やポジションは違えど、「本当にいい話をしていただきました」と繰り返して振り返るほど実りある時間だった。

 シーズンオフだからこそ、直接的に知ることができた一流の考え方。野球教室を開催した5日、さっそく今季にかける思いを言葉で表した。

 「ここ数年ずっと成績を残せていない。結果を出すということ(目標)は毎年同じですが、今シーズンは後がないつもりで。何年も結果を出していないとクビやトレードがある世界。そうならないために頑張る…というのは少し違いますが、そういうことも頭に入れながら、覚悟や危機感を持ってやっていかないといけない」

 まさに背水の覚悟だ。プロで初めて未勝利に終わった昨季から逆襲を狙う8年目。東京五輪の影響で開幕日は昨季より9日早い3月20日でも、逆算して調整するようなことは当然ない。「毎年初日からブルペンで投げられる状態で行っている」。例年通り戦闘態勢で2月1日を迎える。(巻木 周平)

 ≪野球少年から「刺激」≫藤浪は兵庫県小野市で単独の野球教室(小野ボーイズ主催、ゼット社協賛)を開催した。「ピュアに野球をやっている子供たちを見ると刺激を受けますね」。シートノック、ロングティーなど30人の野球少年少女と3時間にわたって触れ合い、最後のあいさつでは「野球がうまくなるコツは野球を好きになること。その思いを大事にしてください」とエールを送った。