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プロ野球

中日戦力外後にプロポーズ BC栃木・若松駿太の1年間 沙苗を必ずプロ野球選手の妻に――

 昨季中日を戦力外となり、今季BC栃木でプレーした若松駿太投手(24)が、年末恒例のTBS特番「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」(30日放送、後10・00)に出演する。番組では、18年オフに戦力外通告を受けてから1年以上密着。若松を支える妻・沙苗さんとの壮絶なドラマが明かされる。

18年オフに中日から戦力外通告を受けたBC栃木・若松の、最後の望みをかけた挑戦に密着する(C)TBS

 11月12日に行われた12球団合同トライアウトに2年連続で挑む男がいた。中日で10勝をマークし、将来のエース候補と期待されていた若松。会場には、妻・沙苗さんの姿もあった。

 2人は昨年に戦力外通告を受けた後に結婚した。「2人で頑張っていかなきゃダメだっていう気持ちの方が強かったので…」と、夫24歳・妻23歳と若い夫婦が誕生。“沙苗を必ずプロ野球選手の妻に”という強い思いを胸に、若松は昨年のトライアウト後、ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスへ入団し、NPB入りを目指し奮闘し続けた。

 名古屋を離れ、今年の春から家賃5万円のアパートで新婚生活をスタート。独立リーグでの平均月収は15万円程で、支払われるのはシーズン中の半年のみ。年収にすれば100万円にも満たない中、沙苗さんは夫の生活をサポートしようと働きに出た。

 中日ファンだった沙苗さんは、2年前、共通の知人が開催した食事会で若松と出会い意気投合。年齢も近く、若くしてすぐに活躍した若松を応援していた。交際をスタートさせてすぐに、生活面で若松をサポートするため一緒に暮らし始めた。だがその当時、若松は右肩を痛めて2軍暮らしが続いていた。

 そして18年10月1日、若松は23歳で戦力外通告を受けた。「活躍していた人がいきなりどん底、真逆を見るっていうのを経験して、私も辛い姿を間近で見ているので、それを経験したからこそ、2人で頑張っていかなきゃダメだっていう気持ちの方が強かったので…」と沙苗さん。今年に入ってトライアウトの参加資格が変更され、受験回数が2回までというルールが追加されたため、若松にとっては今年がラストチャンスとなる。

 昨年、先が見えない中でのプロポーズから出発した2人。NPB復帰へのラストチャンスの結果は――。番組では若松のほかに、元巨人の森福允彦投手(33)、元中日の友永翔太外野手(28)の挑戦にも密着する。3人のもとに、吉報をもたらすオファーの電話は届くのか。