- 小中学野球
2019.12.28 13:43
楽天ジュニアが連覇へフルスイングで猛打爆発!準決勝進出一番乗り
12月28日、NPB12球団ジュニアトーナメント2019 supported by日能研の2日目が札幌ドームで行われた。2回戦第1試合は東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアが13対0の5回コールドで広島東洋カープジュニアを下して、準決勝進出を決めた。
東北6県と新潟県から精鋭が集まる楽天ジュニアが今年もその実力を遺憾無く発揮している。
初回に1回戦でサヨナラ本塁打を放った4番・田口大和(秋田リトルリーグ秋田ファイターズ)がタイムリーを放って先制に成功。
投げても、前日に先発しながらも1回3分の1で3失点と悔しい内容に終わった左腕・松浦琉牙(南光台東小野球愛好会)が「昨日は緊張で上半身に力が入ってしまったので下半身で投げるイメージで投げました」と永井怜コーチの助言を生かした投球で初回から3イニングを無失点に抑えてリズムを作る。
そして3回裏、強力打線が爆発する。佐々木義恭(河辺戸島野球スポーツ少年団)と田口の本塁打などで一挙11得点のビッグイニングを作った。さらに4回にも1点をダメ押した楽天ジュニアは、多くの選手を起用しながらも気を緩ませずに広島ジュニアを完封する大勝で、大会連覇に向けて「あと2勝」とした。
◾️2回戦・第1試合
広島 00 0 00=0
楽天 10 11 1X=13
(大会規定により5回コールドゲーム)
【広】●平川、堀田、岩崎-和泉、河村
【楽】松浦、○及川、佐々木、足立-遠藤、柴田
本塁打:楽天・佐々木、田口
◎楽天ジュニア・牧田明久監督
「理想的な試合でしたね。試合の入りが良かったです。田口は第2打席の犠牲フライも素晴らしかったですし最高の仕事をしてくれていますね。ホームランを打てる選手たちばかりなので、“打てる球が来たら自分のできるフルスイングを”と指導しています。投手も良いしバントやエンドランも決めて、隙のない野球ができています」
文・写真=高木遊