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プロ野球

鈴木が涙の凱旋勝利!中日が浜松で勝利を飾る!

中日―阪神  阪神に勝利し、笑顔を見せる中日先発の鈴木(左)と2番手の小川=浜松【写真提供:共同通信社】


 中日が3対1で阪神に勝利。浜松市出身の鈴木が地元で凱旋勝利を飾った。

 年に一度の浜松球場で開催された一戦。先発は地元・聖隷クリストファー高出身の鈴木。初回にゲレーロの犠牲フライで1点の援護を受けた鈴木は、毎回走者を背負うも粘りの投球を展開。2回表は味方のエラーをカバーする投球で難を凌ぐと、3回表も先頭打者の梅野に2塁打浴びるなど2死2、3塁。しかし、ここでも糸井をセカンドゴロに打ち取ってみせた。

 援護したい打線は4回裏、4番・ゲレーロがセンターバックスクリーンに叩き込む21号ソロで加点。鈴木は6回まで無失点投球を続け、7回表に安打と四球で1死1、2塁としたところで降板。このピンチは伊藤が押し出しの四球で1点を献上するも、又吉が福留を空振りの三振に仕留めた。

 8回表も2死2、3塁のピンチを招くも岩瀬が代打・大和を見逃し三振に。すると直後の8回裏にゲレーロの押し出し死球でリードを2点差に広げた。最終回は守護神・田島がサヨナラ負けを喫した前回登板の汚名を返上する3者凡退で締めくくった。

 地元で今季4勝目を挙げた鈴木は「今まで何も出来なかったので、今年はなんとしてでも結果を残そうと思ってキャンプからやってきました。こうして浜松で投げさせてもらって、少しでも成長した姿を見せられたかなと思います」と涙のヒーローインタビューに。「まだまだこれから結果を残して、また来年、浜松で成長した姿を見せられるように、これから頑張っていきたいと思います」と満員の地元ファンに活躍を誓っていた。

 一方、終盤の追い上げが及ばなかった阪神は5連敗。先発・秋山が6回を4安打無四死球の2失点と試合をつくるも、打線が序盤の好機を逸した拙攻が最後まで響いてしまった。