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プロ野球

ベテラン健在!広島東洋・新井が代打逆転決勝打!

DeNA―広島  7回、逆転の2点二塁打を放ち、塁上で手をたたく広島の代打新井=横浜【写真提供:共同通信社】


 決める時は決める男だ。広島東洋の新井が27日の横浜DeNA戦(横浜)で代打逆転タイムリー2塁打を放ち、チームを勝利に導いた。
 
 2対3の1点ビハインドで迎えた7回表。2死から安部の四球と會澤のヒットで作った2、3塁のチャンスの場面に代打で登場。「みんなが作ってくれたチャンスだったので、何とかしたいと思ったバッターボックスに入った」と新井。この回から登板したパットンの1ボールからの2球目、148キロの真ん中ストレートにバットを振り抜き、左中間へ弾き返した。「いやもう最高に嬉しいです。チームメイトもすごく喜んでくれたので」と2塁ベース上でガッツポーズ。この一打が史上28人目となる通算3500塁打。代走を送られると、笑顔でベンチに帰り、チームメイトとハイタッチを交わした。
 
 プロ19年目、40歳で迎えた今季は、昨季から続いての4番打者としてスタートしたが、4月末からは鈴木にその座を託し、一塁守備もエルドレッドとの併用。そのエルドレッドが好調を維持しているため、ベンチスタートが増えた。だが、出番をもらえれば確実に仕事を遂行。この日も敵地ながら大勢詰めかけたカープファンから歓声を受け、「すごい声援をしていただいて、ちょっとは喜んでもらえたかなと思います」と笑み。首位を快走するチームの中で、まだまだ“新井さん”の存在は必要不可欠だ。