オリックス―ロッテ 　３勝目を挙げ、笑顔でファンとタッチを交わすオリックス・西＝京セラドーム【写真提供:共同通信社】

　オリックスが5対1で千葉ロッテに勝利。交流戦明け最初の3連戦の勝ち越しを決めた。
　
　西と石川の投げ合い。2回に1点を先制されたオリックスは、打線が3回まで1安打のみに抑え込まれていたが、4回裏に2死からロペロがヒットで出塁すると、続くモレルが右中間へのタイムリー2塁打を放って同点。さらに6回には相手エラーからチャンスを作って、小谷野、ロメロの連続タイムリーで2点を追加。そして8回には相手3番手・益田を攻め、小谷野、ロメロの2者連続ホームランでダメ押しに成功した。
　
　オリックスの先発・西は、2回に自らの牽制悪送球で1点を失うも、粘りの投球で8回を投げ切って、4月22日以来、およそ2ヶ月ぶりの勝ち星を手にした。投打の噛み合った勝利に、福良監督も「西が本来の投球を見せてくれた。粘りの投球ができたんじゃないかな。打つ方ではクリーンアップがいい場面で打ってくれた」と上機嫌だった。

　一方、敗れた千葉ロッテは打線が沈黙。8回表に伊志嶺、加藤の連打で無死1、3塁のチャンス を掴んだが、三振ゲッツーでチャンスを逸して計7安打で1得点のみ。7回6安打3失点（自責2）の石川を援護できず。千葉ロッテの借金は、今季最多の「26」に膨らんだ。