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プロ野球

降雨ノーゲームも“偽新井さん”が球場を沸かす!

広島―阪神  降雨のため試合が中断し、シートが敷かれたグラウンド=マツダ 【写真提供:共同通信社】


 マツダスタジアムで行われた広島東洋対阪神の11回戦は、4回途中に降雨のために1時間1分の中断後に降雨ノーゲームとなった。
 
 薮田、能見の両先発投手で始まった試合。阪神が2回に糸原、梅野の連続タイムリー2塁打で2点を先制するも、広島東洋がその裏、2死3塁から西川、會澤の連続タイムリー2塁打でお返し。その後、広島東洋が3回裏に丸のタイムリー、阪神は梅野の犠牲フライで1点ずつを加えて3対3の同点。迎えた4回裏に菊池の押し出し四球と丸の犠牲フライで2点を勝ち越した直後に雨脚が強くなった。

 広島東洋としては勝ち越した直後だっただけに恨めしい雨。だが、詰めかけたファンを喜ばせようと、広島東洋の上本が“ものまね”を披露。雨が降りしきる中、背番号25のユニフォーム&サングラス姿で登場すると、そっくりの打撃フォームから初球を見逃した後、2球目をレフトスタンドへ“エア”本塁打。ベースランニングの途中ではガッツポーズを繰り出し、最後は本塁へ
ヘッドスライディング。球場のファンから大歓声を浴びた。

 明日25日の予告先発は、大瀬良と岩貞。広島東洋としては上本のパフォーマンスを勢いに繋げたいところ。阪神は“恵みの雨”となるか。両チームにとって、大事な首位攻防第3戦となる。