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バルデス好投&岩瀬締め!中日が完封リレーで4位浮上!

9回、2死一、二塁のピンチで登板し、巨人の代打亀井を二ゴロに仕留め、ガッツポーズする中日・岩瀬=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 中日が1対0で読売巨人に完封勝ち。緊迫した投手戦を制して4位に浮上した。

 リーグ戦再開初戦。読売巨人の先発は、今季7勝2敗、防御率2.50の菅野。対する中日は、同3勝4敗、防御率2.35のバルデスが先発。序盤から両投手が自慢の制球力を武器に安定感のあるピッチングを披露した中で、4回表に中日が1点を先制。先頭の森野が2塁打で出塁すると、1死後に7番・福田がセンターへタイムリーヒットを放って1点のリードを奪った。

 初回からボールを低めに集める丁寧なピッチングを続けたバルデスは、リードを手にして以降も緩急を織り交ぜながら読売巨人打線に的を絞らせず。一方の菅野も5回から4イニング連続で3者凡退に抑えて追加点を許さずに味方の反撃を待った。

 しかし、6回1死3塁のチャンスを逃した読売巨人は、9回裏に中日の守護神・田島から2死1、2塁と一打サヨナラのチャンスを掴む。ここで読売巨人が代打の切り札・亀井を送ると、中日はベテラン左腕・岩瀬をマウンドへ。この試合一番の声援に送り出された亀井だったが、結果はセカンドゴロに倒れてゲームセット。岩瀬が2014年7月31日以来となる通算403セーブ目をマークした。

 8回3安打無失点の好投したバルデスは、「勝てるときがあっても勝てないときもあるので、ちゃんと調整するのが一番だと思っています。次もいいピッチングができるように頑張ります」と自身の3連勝を納得の笑み。打線が繋がらず敗れた読売巨人は、今季7度目の完封負けで5位転落。先制された試合はこれで20連敗となってしまった。