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プロ野球

阪神、交流戦最高勝率消えた…悪夢の8回“投壊”6失点

 ◇交流戦 阪神2―8楽天(2017年6月17日 甲子園)

ベンチで渋い表情をする金本監督

 阪神は17日、楽天戦に2―8で敗れ交流戦の最高勝率の可能性が消滅した。

 序盤の劣勢をはね返し流れは猛虎に傾いていたはずだった。だが…。自ら手放しては、どうしようもない。悪夢の8回。金本監督も珍しく悔やんだ。

 「今日はそう(先頭打者への四球)でしょう。初回もそう。マテオもそうだし、松田にしても四球を出した後に…」

 先頭打者への四球が致命傷となった。初回に先制点を許したのも青柳の四球が発端。同点の8回にも同じ過ちが繰り返された。この回から登板したマテオが先頭のウィーラーに四球を献上。続く銀次への2球目に二盗を決められた。指揮官は「ちょっと無警戒だったのかな」と振り返ったが、この回からマスクを被った、リーグ盗塁阻止率・410でトップの梅野は「走ってくるのはわかっていた。力んで球が浮いてしまった」と悔やんだ。

 変わり始めた流れに加え、浜風にも嫌われた。1死後、島内の左翼方向への飛球は右翼から左翼方向に強く吹く風に流され福留の頭上を越える決勝の適時三塁打となった。マテオにとっては7日オリックス戦でロメロにサヨナラ打を打たれて以来、自身6試合ぶりに許した安打が敗戦に直結する一打に。その後、2死一、三塁とし代打・枡田の一ゴロを原口がはじいて適時失策としリードを広げられたところで降板。「いろいろなことがある。切り替えることが大事」と右腕は自らに言い聞かせたが、これだけでは済まなかった。

 2死一、二塁から登板した松田は三好に四球を与え満塁。続くペゲーロに初球チェンジアップをバックスクリーンに運ばれた。チームが許した今季初の満塁弾で勝負は決まった。1イニング6失点は5月28日DeNA戦の3回(6失点)に並ぶ今季ワースト。貯金11を誇る中で、なぜか土曜日だけ負けが先行。この日は他のセ・リーグ5球団が全て勝利し一人負けにもなった。言葉では表しがたい負のオーラが漂っているのか。

 交流戦も18日がラスト。「最後、勝って締めくくりたい」。23日からのリーグ戦再開に向け、金本監督は気合を入れた。(山本 浩之)