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プロ野球

巨人、マギー大暴れで4位浮上!V二塁打、初三塁打、トドメ弾

 ◇交流戦 巨人8―0ロッテ(2017年6月16日 東京D)

8回無死 マギーは左越えソロを放ちバッテリー、観客とともに打球の行方を見つめる

 巨人のケーシー・マギー内野手(34)が16日、ロッテ戦で来日最多となる5打点を挙げ、勝利に貢献した。初回に先制の2点二塁打を放つと、5回には楽天時代も通じて初の三塁打となる2点タイムリー。さらに、8回にはダメ押しの左越え7号ソロを放った。今季加入した助っ人の大活躍で、チームは4位に浮上した。

 軽快な登場曲に乗って、マギーが打席に入る。4―0の8回。黒沢のスライダーを捉えた打球が左翼ポールを直撃した。30試合ぶりの一発はダメ押しのソロとなり、来日初の5打点目。お立ち台で笑顔満開だった。

 「最近はチャンスでいい結果が出ていなかったから、リラックスして打とうと思った。(5打点は)前の打者がお膳立てをしてくれたおかげだよ」。初回1死満塁で先制の左中間2点二塁打を放つと、5回2死一、二塁では中堅フェンス直撃の2点三塁打。13年に在籍した楽天時代を含め、来日初の三塁打に「二塁を回ったところで足がもつれた」とおどけた。単打が出ればサイクル安打の活躍だ。

 13年には楽天を日本一に導いた優勝請負人。4年ぶりに日本球界に復帰すると、開幕から全試合でスタメンを張る。だが、チームは5月25日から球団ワーストを更新する13連敗。10連敗目を喫した4日オリックス戦の試合後には一人、ベンチでうなだれ、誰よりも悔しがる姿があった。

 自身も13連敗中は1打点と苦しんだ。それでも下を向かず、ミーティングでは選手を鼓舞した。阿部には「キンズラー(タイガース)も使っているタイプなんだ」と、米国のバットメーカー「ウォースティック」のバットをプレゼントした。チームメートを思いやる心を持っている。

 東京ドームで流れる登場曲は「コール・マネー・アンド・フェイム」。くしくもメジャー時代の同僚だったマーリンズの正捕手リアルミュートも今季、同じ曲を使用している。その後輩が「(マギーは)クラブハウスリーダーだった。多くのことを彼が教えてくれたんだ」と感謝するほど、いい兄貴分だった。

 宿舎では目玉焼きを乗せた丼ご飯を平らげる。日本になじむ助っ人に、高橋監督は「全部いいバッティング。最初のチャンスで取れて勢いが出た」と称えた。11日ぶりに4位浮上。交流戦4勝目を挙げ、15年のDeNAがつくった交流戦最低勝率は回避した。「一時期の悪い雰囲気は脱した。少しでも(首位との差を)詰めていきたい」とマギーは反攻を予告した。(川島 毅洋)