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プロ野球

【槙原寛己 視点】山口俊 低め徹底、力まず150キロ台は入念調整の証

 ◇日本生命セ・パ交流戦 巨人3―0ソフトバンク(2017年6月14日 東京ドーム)

<巨・ソ>6回を無安打無失点に抑えた山口俊

 巨人・山口俊は低めでストライクを取れていたのが大きかった。武器はフォークだが、直球も低めにいっていないと見切られて振ってくれない。

 復帰登板は力みから高めにいきがちで、山口俊も今まではそういう傾向があったが、初回から球が低めに集まっていた。そのフォークもカウントを取るための握りの浅いスプリットと、空振りを奪う深いフォークと、使い分けがしっかりできていた。

 力みないフォームでも150キロ台が出て、低めに集まったのは、よほどしっかり調整してきた証拠。本当は13連敗中も呼びたかったと思う。でも2軍でしっかり2試合投げさせ、ここまで我慢した。それが実を結んだ。

 この分業制の時代に、体力的に完投ができる投手。勝てたことより、メドが立ったことが大きい。巨人は最近いいニュースがなかったが、昨日の菅野の完投と、このノーヒッターリレーと。勢いづくし、明日は2軍で地獄を見て結果を残してきた元エース内海。スイープも十分あると思う。(スポニチ本紙評論家)