Baseball Gate

プロ野球

稼頭央 福本に並んだ!178度目猛打賞 歴代5位タイ

 ◇日本生命セ・パ交流戦 楽天12―3ヤクルト(2017年6月13日 神宮)

<ヤ・楽>6回2死一、二塁、松井稼が左前適時打打を放つ

 10月で42歳になるが、この男は衰えを知らない。3安打5打点の大暴れ。神宮の楽天ファンの声援に包まれ、松井稼は「年がいもなく、ハッスルボーイで頑張ったね」と満面に笑みを浮かべた。

 初回2死二、三塁で37歳左腕・石川のチェンジアップを捉え、右中間に2点三塁打。5月26日の西武戦以来となる打点を挙げると、3回1死二、三塁では内野の前進守備を見て「バットに当てることだけ考えた」とワンバウンドしそうな低めの球を巧みなバットコントロールで拾い、左前に落とす2点打だ。

 6回にも左前適時打を放ち、6年ぶりの1試合5打点。3打数3安打で、猛打賞は通算178度目。これで福本豊(阪急)に並ぶ歴代5位となった。今季はNPB通算200本塁打を達成し、スイッチヒッターで史上初の2000安打&200本塁打を達成したベテランに限界はない。

 気持ちも若々しい。5回2死から四球で出塁。左太腿に自打球を当てた直後だったが、ベンチからの代走の打診を断り、三好の左越え二塁打で一気にホームまで駆け抜けた。

 島内ら若手の台頭で今季先発出場は7試合目。それでも試合前は通常の打撃練習後、マシンで両打席1箱ずつ、200球以上を打ち込む。ベンチでは若手に助言を送る。そんな姿に梨田監督は「本当に頼りになる。いいところで打ってくれた」と称えた。

 チームも15安打12得点で、貯金は今季最多タイの21。「こんなご褒美がないと頑張れないよ」。日米通算2691安打目。松井稼の伝説はまだまだ続きそうだ。 (君島 圭介)

 ≪日米通算210回目≫松井稼(楽)が3安打で5打点。5打点以上は11年8月4日の西武戦で5打点を挙げて以来6年ぶりだ。猛打賞は昨年8月21日のオリックス戦以来、日本通算178回目。歴代最多は張本(ロ)の251回だが、福本(阪急)に並ぶ5位に浮上した。大リーグ時代にも猛打賞が32回あり、日米通算では210回目。なお、イチロー(マーリンズ)は日米通算で377回を誇る。