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プロ野球

金本監督 7回ピンチで継投ズバリ 高橋ではなく岩崎を選択したワケ

 ◇日本生命セ・パ交流戦 阪神7―2西武(2017年6月13日 甲子園)

<神・西>7回途中から2番手で登板した岩崎

 最大のヤマ場で阪神の鉄壁リリーフ陣が仁王立ちだ。1点リードの7回、一打同点のピンチを岩崎、桑原が一蹴。継投策がズバリ的中の金本監督は窮地をしのいだ左右のリリーフの働きを称えた。

 「一番の今日の勝負どころ。桑原が1球で仕留めてくれて。本当にリリーフは頼もしい」

 粘投を続けた先発の秋山が1死一、三塁を招き、源田を迎えたところで交代を決めた。左打者に対し、岩崎を投入。犠飛でも同点の状況で源田を一ゴロに打ち取り、2死にこぎ着けた。秋山への四球で2死満塁となり、今度は浅村に対して桑原を投入。わずか1球で二飛に仕留め、試合の流れを渡さなかった。まさに一人一殺。桑原が「走者がたまっていたので1球で終わらせることができてよかった。浅村は初球から来ると思った」と胸を張れば、岩崎は「桑原さんが後ろを抑えてくれたので感謝です」とこうべを垂れた。

 采配も光った。同じ左腕でも開幕から必勝継投の一翼を担ってきた高橋ではなく岩崎を選択。金本監督には明確な意図があった。「同じくらいの力だからね。(週頭の)火曜ということで年齢的なところから岩崎の方が多少、登板数が多くても大丈夫かなと。そこも、いろいろ考えてね」。34歳と25歳。2人の年齢も考慮し、最善の策を打って勝利をたぐり寄せた。スコアは7―2でも守り勝った一戦だった。(惟任 貴信)