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プロ野球

阪神・西岡、完全復活へ軽快遊撃守備「ケガする前よりいい」

 ◇交流戦 阪神2―5ソフトバンク(2017年6月11日 ヤフオクD)

5回裏1死二塁、西岡は左線適時二塁打を放ち、代走を送ろうとするベンチに塁上で断る

 完全復活へ、また一歩前進した。左アキレス腱断裂からの復帰を目指す阪神・西岡が11日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(甲子園)に「1番・遊撃」で先発出場。大けがした昨年7月20日の巨人戦以来となる実戦守備に就いた。6回の守備から交代したが、表情は充実感にあふれていた。

 「楽しかった。ケガをする前よりもいい」

 ブランクを感じさせない動きだった。3回の高田の遊飛、5回の城所の遊ゴロと2度の守備機会を無難に処理した。一塁に走者を置いた2、3回の守りでは素早く二塁ベースカバーに入って盗塁を阻止。タッチ後には軽快にジャンプして接触も回避した。

 5月30日の同戦で実戦復帰してから5試合目。「ショート西岡」は13年3月13日のヤクルトとのオープン戦以来、実に1551日ぶりだった。複雑な動きが求められる「遊撃」をあえて選んだ裏には強い気持ちが凝縮されている。

 「ショートができれば全ポジションできるという、アピールの意味もある。復帰してショート、というのではない。(定位置を)もぎ取っていくという心構え」

 13日からの同中日3連戦(ナゴヤ)では指名打者と外野で出場を予定し23日からの同広島3連戦(甲子園)あたりでのフル出場を目指す。

 打撃でも初回にセーフティーバント(記録は投ゴロ)を試み一塁へ全力疾走。5回には左前に運び左翼手が処理に手間取る間に二塁を陥れる好走塁で今季初長打も記録した。

 「アキレス腱を切ったおかげで状態も肉体も戻った。足も速くなっている」。走攻守すべてでアピールできる態勢は整った。あとはギアを上げていくだけだ。(水口 隆博)