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プロ野球

広島“方程式”崩れ負け越し ジャクソン&中崎揃って失点

 ◇交流戦 広島3―4楽天(2017年6月11日 Kobo宮城)

8回1死一、二塁のピンチを迎えたジャクソン

 広島は11日、楽天戦(Koboパーク)で逆転負けし2日以来の2連敗。セパの首位対決に負け越し6カード連続勝ち越しを逃した。7、8回に登板した中崎翔太投手(24)とジェイ・ジャクソン投手(29)が今季初めて、そろって失点したのが敗戦に直結した。

 「勝利の方程式」が崩れた。同点に追いついた直後に登板したセットアッパーのジャクソンも踏ん張ることができなかった。先頭の銀次を力ない遊撃内野安打で出塁させたことが悪夢の始まりだった。犠打と四球で1死一、二塁とされ藤田と対峙(たいじ)。1ボールから内角151キロ直球を右前に運ばれ勝ち越し点を奪われると、珍しくうなだれた。

 「点を取られたことは申し訳なく思う。ただ、自分としては良い感覚で投げられた。こういう日もあると思って、これからも強い球を投げ続けたい」

 2―2の7回に3番手で登板した中崎も失点した。先頭の藤田をカウント1―2と追い込みながら中前打を許し犠打で1死二塁。茂木は一塁方向への平凡なゴロに仕留めたはずがエルドレッドがチャージせずに捕球。一塁ベースカバーに入った中崎へのトスより速く茂木が一塁を駆け抜けて内野安打にされ1死一、三塁とピンチが広がった。続くペゲーロに四球を与え満塁から岡島に一時、勝ち越しとなる左犠飛を許した。「先頭打者への入りとベースカバーが反省ですね」。5月24日ヤクルト戦以来、自身9試合ぶりの失点が、助っ人右腕にも微妙に影響したのかもしれない。

 昨季は53試合で1度しかなかった両右腕の同一試合における失点が、今季は13試合目で顔をのぞかせた。ジャクソンにとっては8日日本ハム戦に続く登板2試合連続失点。それでも緒方監督は「頑張っているからね、中継ぎは。ハードラックな当たりもあって流れが向こうにあった」と2人を責めることなく、淡々と振り返った。

 2位・阪神も敗れ、ゲーム差は2のままだが、これからの戦いを考えれば、2人が引きずることなく自分の投球を早く取り戻すことが一番に求められる。 (柳澤 元紀)