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主将・服部創太の一打で国際武道大が初の決勝へ。上武大は粘るも惜敗【全日本大学野球選手権】

★延長タイブレークの激闘

 5季連続4強の上武大と27年ぶり4強の国際武道大との対戦となった準決勝第1試合。それぞれ部員220人、267人の大所帯同士の熱戦は、主将・服部創太外野手(4年・東海大相模)の一打で蹴りをつけた。

 5回裏に山脇竜二内野手(4年・日南学園)の内野安打で上武大が先制したが、7回表に国際武道大が9番・赤木陸哉外野手(2年・作新学院)が逆転の2ランを放った。
 このリードを7回まで内野安打2本に抑えていた伊藤将司投手(3年・横浜)だったが、8回2死から上武大が底力を見せる。1番の俊足・島田海吏外野手(4年・九州学院)が四球で出塁すると、続く指名打者・田中悠太郎内野手(4年・大冠)が左中間を破る一打を放つと、単独盗塁を狙いスタートを切っていた島田が俊足を飛ばして生還。その後は互いに粘り、9回を終わって2対2の同点で、決着は1死満塁から始まる延長タイブレークに持ち込まれた。

 ここで国際武道大は選択打順で4番・服部を打席に送った。すると服部は初球のストレートを弾き返し、打球はセンター前へ。これをなんとかダイビングキャッチした山脇だが、内野安打となり国際武道大が勝ち越した。
 そして、その裏はリーグ戦から抑えを任されている平川裕太投手(3年・東海大浦安)が、島田と代打・阿部優輝外野手(4年・岡山理科大附)を連続三振に斬って取り、試合終了。国際武道大が創部史上初の決勝進出を決めた。

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見事な初球打ちで決勝打を放った服部創太(国際武道大)=神宮球場

 試合後、服部は「主将なので自分が決める気持ちでした。応援してくれるたくさんの味方がいるので緊張はしませんでした」と主将らしい言葉で喜びを語った。岩井美樹監督は「優勝と準優勝の違いは東海大時代に感じているので、それを選手に試合後伝えました」と勝って兜の緒を引き締めた様子だった。

これで千葉県大学野球連盟からは昨年の中央学院大に続いての決勝進出となった。長年のライバルが昨年超えられなかった壁にどう挑むのか注目だ

★準決勝・国際武道大vs上武大
国際武道大 0000002001=3
上武大   0000100100=2
(延長10回タイブレーク)
【国】伊藤、◯平川−筒井
【上】西村、寺沢、●宮川(哲)—吉田
本塁打:国際武道大・赤木(7回2ラン)

◎上武大・谷口英規監督
「(5季連続準決勝敗退)壁を意識しているわけではなく、単に力がありませんでした。正直力のないチームでしたが、みんなで努力して1つになってここまで戦えたことは収穫です」

◎上武大・鳥巣誉議内野手・主将(4年・久留米商)
「応援してくれたみんなに申し訳ないです。まだ何かが足りないということだと思います。8回の同点後のチャンスで打てるようにならなければいけません」

文=高木遊
写真=中村和也