- 高校野球
2017.06.04 14:45
【動画】 清宮 高校通算100号は場外への特大弾! 享栄 × 早稲田実業
※掲載期限切れのため動画は削除しました
●愛知県高等学校野球連盟 平成29年度招待試合
享栄 対 早稲田実業
清宮が高校通算100号ホームランとなる場外弾を放った!
昨日の97号、98号、99号の映像はこちら!
早稲田実業1vs5享栄
早稲田実業・清宮幸太郎、愛知県高野連招待試合ラスト打席で
高校通算100号本塁打を達成!
6月4日(日)、愛知県小牧市の愛知高等学校野球連盟主催の招待試合2日目が愛知県小牧市の小牧市民球場で行われた。早稲田実業が至学館を8対4で下した第1試合に続き、12時からの第2試合は春の愛知県大会ベスト32の享栄が早稲田実業と対戦。試合は過去、春11回・夏8回の甲子園出場経験を持ち、大島洋平(駒澤大~日本生命~中日ドラゴンズ)など数々の名選手も輩出している享栄が意地を見せる展開となった。
享栄の先発右腕・早矢仕飛希(3年)は182センチ90キロと恵まれた体格から130キロ中盤のストレート、スライダー、カーブ、フォーク、ツーシーム、チェンジアップと多彩な変化球をコントロール良く投げ分け、8回まで無失点。打線も5点をあげて終始有利に試合を進める。
だが第1試合は無安打に終わった早稲田実業・清宮幸太郎(3年)は短いインターバルの間に修正を済ませていた。1回裏に回った第1打席で良い当たりの左飛を放ち、感覚を合わせると、4回裏に回った第2打席は右前安打、6回裏に回った第3打席は右翼線を抜ける強烈な二塁打。周囲の期待も徐々に高まっていった。
そして0対5の5点ビハインド。9回一死走者なしで迎えた第4打席。外野スタンドにいた子供たちが「あと1本!あと1本!」と大きな声を上げて、清宮に声援を送り始めた時、清宮のバットが一閃した。
享栄・早矢仕が投じた初球「ストレート勝負で行こうと思って、初球から外角に投げたつもりが、真ん中寄りに入ってしまった」直球を仕留めた打球は瞬間、それとわかる弾道。そして右中間トスタンドをはるかに超える場外アーチ。史上2人目の高校通算100本塁打はまたしても驚愕の一発となった。試合は1対5で早稲田実業が享栄に敗れたが、愛知の高校野球ファン、特に野球少年たちは結果以上に満足な表情で帰路に就いていった。
これで、日本高校野球史上第1位・山本大貴選手(神港学園‐JR西日本)が2012年に打ち立てた高校通算107本塁打まであと7本と迫った早稲田実業・清宮幸太郎。6月17日(土)・18日(日)に香川県高松市のレクザムスタジアムで計4試合が行われる「香川県高野連招待試合」を含めた月内での新記録更新。そして7月、夏の西東京大会での躍動、8月の春夏連続甲子園出場へ向け、期待は高まるばかりだ。
なお、清宮幸太郎選手の享栄戦の4打席の結果は以下の通り
左飛、右前安打、右二塁打、右本塁打
早稲田実業・清宮幸太郎(3年)のコメント
(通算100号の場面について)今日はなかなかいい当たりが出ていなかったが、最後の最後に出てよかったです。外野から(「あと一本!」と叫ぶ)子供たちの声は聞こえていましたし、あの声は本当に力になりました。
ストレートは来ると思ったので、初球から来たので狙い通り打ちました。打った瞬間、入ると思いました。自分らしい打球で本当に手応えがあった一打でした。夏へ向けて自信になる一発だったと思います。
今年、春先は結果が出ていなかったですが、1つつかんでからここまでいい感じで打てていますし、例年この時期は調子が悪い中、今年はいい状態できているので、あとはチーム力と共にさらにレベルアップしたいです。
(100本塁打という数字について)そんなに打った感じはないんですけど…。日々のトレーニングの中でしっかり自分で振るということと、1年生の時から様々な経験をさせて頂いているので、その賜物かなと思います。様々なチャンスをものにできない時期もありましたし、その失敗も間違いなく今の自分につながっていると思います。
センバツも出場しましたけど、夏の甲子園とは全然雰囲気が違った。今度は夏に甲子園へ行って、勝てるチームにしていきたいです。