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プロ野球

22年ぶり6連勝!広島東洋が投打で読売巨人を圧倒!

巨人―広島  8回無失点で4勝目を挙げた広島・九里=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 広島東洋が9対0で読売巨人に勝利。22年ぶりに対読売巨人戦6連勝を飾った。
 
 先発は今季0勝4敗、防御率4.22の宮國と同3勝4敗、防御率4.37の九里。先制したのは、前日に続き広島東洋。2回表、2死3塁から1番・田中がタイムリーを放つと、続く菊池にもヒットが出て、さらに丸、鈴木の連続タイムリーが生まれ3点を奪い主導権を握った。これで勢いに乗った広島東洋打線。初回から制球に苦しむ読売巨人の先発・宮國に襲いかかり、3回に6番・エルドレッドのソロで1点、4回には鈴木とエルドレッドのタイムリーで3点を加え、序盤で7点のリードを奪った。
 
 大量援護をもらった広島東洋の先発の九里は、荒れ球でフォアボールを与える場面はあったものの、要所を締め反撃を許さなかった。打線も6回に押し出しと犠牲フライで2点を追加して計15安打で9得点。九里はプロ初完封初完投も狙えるピッチング内容だったが8回3安打無失点でマウンドを下り、4勝目。ヒーローインタビューで九里は、「1イニング、1イニング一生懸命投げた結果なので、よかったと思います」と胸を張り、「どの球場でも自分のピッチングをするだけです」と、自身の今季ビジター球場での初勝利に笑みを浮かべた。
 
 一方、3連敗となった読売巨人は、打線も4安打と振るわなかったが、何より宮國が4回途中10安打5四球7失点と大誤算。高橋監督も「困ったものだ、何を準備してきたのか」と、厳しい表情を見せた。