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藤井が連日の殊勲打&岩瀬3年ぶり白星!中日が逆転勝ちで最下位脱出に成功!

中日―ヤクルト  2番手で登板し、3年ぶりに勝利投手となった中日・岩瀬=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 中日が4対2で東京ヤクルトに逆転勝利。前夜はサヨナラ打を放っていた藤井が連日の殊勲打を放ち、チームの最下位脱出に貢献した。

 東京ヤクルトの先発は今季4勝2敗、防御率2.24のエース小川。対する中日は同3勝0敗、リーグ3位の防御率2.03を誇る又吉。先に主導権を握ったのは東京ヤクルト。初回2死満塁の場面で大松が押し出しの四球を選んで先制すると、5回表には坂口と今浪の連打でつくった好機に雄平がタイムリーを放って加点。投げては小川が5回まで毎回、先頭打者を打ち取り、危なげなくイニングを進めていた。

 しかし、小川を予想外のアクシデントが襲ったのが6回裏。先頭打者の大島に2塁打を打たれ、続くビシエドに四球を与えたところで治療を訴えベンチ裏に。そのままマウンドに戻ることはなく近藤と交代となった。

 この千載一遇の好機を逃さなかったのが中日。5番・ゲレーロのタイムリーで1点を返すと、2死3塁となったところで平田のタイムリー内野安打で同点に追い付いた。そして、この引き寄せた流れをモノにしたのが8回裏。先頭打者のゲレーロが安打で出塁すると、6回の好機で併殺打に倒れていた藤井が前夜の劇的な一打を再現するかのように右中間を破るタイムリー3塁打で勝ち越しに成功。さらに相手の拙い守備の間に本塁を陥れて2点のリードを奪った。

 9回表は守護神・田島が無失点で締めくくり13セーブ目を挙げ、2番手の岩瀬が3年ぶりの白星をマーク。2試合連続の殊勲打の藤井は「最低でもランナーを進めなければいけなかったので、食らいついていこうという気持ちが結果に繋がった。36歳の誕生日にヒーローインタビューをさせてもらえて、ことしはいい年に違いないと思って過ごしている。1日でも多くお立ち台で喋れるように頑張っていきたい」と充実感。敗れた東京ヤクルトは5連敗で最下位転落となった。