テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が5月21日、デトロイト・タイガース戦に先発登板して5回を投げ、5安打2失点で勝利投手になった。今シーズンの成績は防御率2.83、5勝2敗。

ダルビッシュは初回に1点の援護をもらうが、直後の守備でイアン・キンズラーに先頭打者アーチを打たれ同点に追いつかれる。さらに四球と安打で満塁のピンチを招くが、ここは後続を打ち取り無失点で切り抜けた。

ダルビッシュは勝ち越してもらった二回にも失点。立ち上がりは不安の残る投球になった。だが三回以降は徐々に本領を発揮。四回にはランナーを背負うが粘り強く投げて2失点でマウンドを降りた。

レンジャーズは五回表に勝ち越し。その後も追加点を奪ってタイガースを引き離し逃げ切った。

試合後にブログを更新したダルビッシュは、「最初の2イニングはブルペンでかなり調子が良かったので、抑えてやろうって力んでましたね」と苦しんだ立ち上がりを振り返り、「状態は悪くないんで次までに微調整して長いイニング投げられるようにしたいです」と次回への課題を挙げた。

苦しみながらも勝利したダルビッシュにファンからは、「本調子ではない試合を勝てたのは大きい」「初回は球数が多くて見ててもストレスの溜まる内容だった。要所を抑えて勝ち投手になったのはさすが」「チームの勝ちにつながる好投でした。お疲れ様でした」などの声が寄せられている。