打線がつながった明治大が8対0で勝利し、勝ち点1を挙げた。
3回、この回先頭の伊勢大夢（4年・九州学院）がヒットで出塁し、さらに四球でチャンスを広げると、市岡奏馬（3年・龍谷大平安）が大学初安打となるタイムリーを放って先制。続く添田真海（4年・作新学院）の2点タイムリー二塁打などでこの回、一挙4点を挙げる。

2安打2打点の活躍を見せた明大・市岡は「やっと初安打が出た。嬉しいですが課題も出ました」と語った

4回には再び市岡のタイムリーなどで2点を追加、6回にも敵失をきっかけに2点を奪い東大を引き離す。
先発した伊勢は2回に2安打を浴びるが相手のミスもあり無失点で切り抜け、6回2安打無失点の好投。その後は3投手が1イニングずつを完璧に抑える好救援でつないだ。

6回2安打無失点と好投した明大・伊勢

■明治大vs東京大2回戦
東大　000000000=0
明大　00420200X=8
【東】●坂口、小宗、大久保-松岡、大音
【明】○伊勢、竹田、入江、長江-蓑尾　

◎明治大・善波達也監督
「伊勢は彼らしく、真っ直ぐの質がよくなっていました。竹田と入江もストレスが溜まっていると思いますが、まだまだチャンスはあります。これから１カード、１カード難しくなっていきますが、みんな力を合わせて一戦一戦戦っていきたいです」
◎明治大・伊勢大夢投手
「初回、3人で抑えられたのがよかったです。上位6人がバットを振れていましたし、慎重に投げました。次までの2週間で詰めるところは詰めて行きたいです。」

明大・伊勢は打っても2安打2得点と投打に活躍を見せた

文・写真＝山田沙希子