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プロ野球

又吉7回1失点好投!中日が今季初の3連勝&7カードぶり勝ち越し!

中日―広島 今季初の3連勝で、タッチを交わす中日ナイン=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 中日が2対1で広島東洋に勝利し、7カードぶりの勝ち越しと今季初の3連勝。先発・又吉が7回を最少失点に抑えると、リリーフ陣も完璧な投球で接戦をモノにした。

 先発は今季3勝3敗、防御率4.91の九里と、同2勝0敗、防御率2.16の又吉。又吉はマツダスタジアムで行われた5月4日の同カードでは5回5失点のKOを食らっていただけに、リベンジのマウンドに上がった。

 この試合も中日が先手を奪えば、広島東洋が追いつく接戦を展開。中日が2回裏に7番・レフトでスタメン出場の藤井が自らの誕生日を祝うバースデータイムリーで先制すると、広島東洋は4回表に5番・安部のタイムリーで同点に追いつく。その後は好機を作りながら生かせずにいた両軍だったが、勝ち越したのは中日。6回裏、亀澤と大島の連打で無死1、3塁と好機をつくり、前夜のヒーローのビシエドが併殺に倒れる間に1点を勝ち越した。

 このリードを又吉が7回を投げきり、8回は三ツ間と岩瀬。9回は守護神・田島が2人の走者を出しながらも無失点に凌いで逃げ切った。
又吉は苦手としていた左打者がスタメンに6人並ぶ広島東洋打線を相手に7回を4安打、1失点で今季3勝目。「左打者を並べられることは、これまでの結果から分かっていた。同じやられ方をしたら、先発はできないと思っていた。長打を食らわなかったことが一番」と好投の要因を挙げていた。次回登板に向けては「先頭打者への四球を出さないための調整をしていきたいと思います」と、今季掴んだ先発の座を確固たるものにしようと、さらなる高みを目指していた。

 敗れた広島東洋は、先発の九里が7回8安打ながら2失点(自責1)と粘りの投球を見せたが、打線が計6安打と振るわず、4回に安部のタイムリーで1点を奪ったのみ。2連敗となった。