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豊南野球部新監督に元JX―ENEOSの弓田鋭彦氏

 早実、早大でプレーし、社会人野球・JX―ENEOSで副部長を務めた弓田鋭彦氏(60)が豊南(東京)の監督に就任したことが7日、わかった。あす8日、秋季東京都大会1次ブロック予選・1回戦、立志舎戦が公式戦初さい配となる。

 弓田氏は早実時代にアンダースローの右腕として活躍し、77年のセンバツでは瀬戸内に9回1死まで無安打無失点、1安打完封の好投。同年春夏連続で甲子園に出場し、8強進出の原動力となった。早大を経て、日本石油に入社。一貫して投手としてプレーし、現役引退後はマネジャーや副部長としてチーム強化などに携わった。

 豊南は81年夏に東京大会決勝に進出した私立の古豪だが、近年は2、3回戦の壁が破れていない。そんな中、理事長が早実の同級生だった縁で白羽の矢が立った。会社を退職して指導者の道に進んだ弓田氏。会社員時代とは違い、休みもないが「野球に恩返しするなら高校野球と思った。選手は日に日に成長していくのがよくわかり、やりがいがある」と汗を流す。

 7月26日付で就任。新チームの部員は11人ながら全員がシニア出身と力のある選手がそろう。埼玉県志木市にはサッカー部と共有ながらグラウンドがあり、老朽化した部分を修理するなどして環境整備にも着手。母校の早実との練習試合では1勝1敗と手応えもつかんだ。「まずは秋の大会を少しでも勝てるように頑張りたい」と新監督は力を込めた。