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プロ野球

【野村謙二郎 視点】巨人 得点力アップへ1&2番の固定が急務

 ◇セ・リーグ 巨人0―1ヤクルト(2017年5月18日 東京ドーム)

<巨・ヤ>5回1死、遊撃内野安打で一塁にヘッドスライディングの巨人・立岡

 飛車角だけでは長いシーズンは乗り切れない。巨人は1、2番の固定が急務だ。今後の戦いにおける絶対条件といっていい。坂本勇、阿部、マギーの3~5番は盤石。その主軸につなぐ金、銀に桂馬、香車、そして歩…。さまざまな役割を持った選手が盤上をにぎわせてこそ得点力はアップする。

 この日1番の石川の出塁率が・315で、3安打した2番・立岡も・279と決して高くない。坂本勇の前に走者が出ない状況が続くようだと、「自分が決めなければ」との打者心理に陥りかねない。現在は四球も選び、右方向への打撃などで高打率をキープしている坂本勇だが、そのバランスが崩れる恐れがある。

 2試合連続の零敗。対するヤクルト・真中監督は早めの継投が光った。6回1死二塁で石川から迷わず2番手・近藤にスイッチ。ブルペンできっちりと準備をさせた上での、計算ずくの一手だった。6回という早いイニング。まだ中盤とあって「切り札の亀井、阿部はここでは代打で使ってこないだろう」との読みも働いた。相手指揮官との腹の探り合い。先に動いた真中監督の勝負手が1―0勝利の布石だった。(スポニチ本紙評論家)