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プロ野球

4年目控え捕手の岡田が初猛打賞 サイクル狙いで大振りも…

 ◇パ・リーグ 西武8―4ロッテ(2017年5月17日 ZOZOマリン)

<ロ・西>6回無死、猛打賞となる右中間二塁打を放った岡田

 伏兵の大記録達成がかかった打席で球場がざわついた。8回、本塁打が出ればサイクル安打達成。西武の9番・岡田は2年ぶりとなる一発を狙って全ての球を強振したが、空振り三振に倒れた。「狙って、2打席(7、8回と)打てなかったのが自分の甘さです」と照れ笑いを浮かべた。

 3回に左翼のパラデスが後逸するミスもあり、三塁打。4回に遊撃内野安打、6回には右中間二塁打を放った。7、8回の打席は辻監督の指示で本塁打を狙ったが、いずれも空振り三振。それでもプロ4年目で初の猛打賞は色あせない。指揮官は「(本塁打を狙う指示は)点差も開いていたし、ああいうチャンスはないから」と振り返った。

 正捕手は炭谷だが、岡田は「縁の下の力持ち」としてチームに貢献している。先発の高橋光との相性の良さを買われたこの日は今季7試合目の先発マスク。初回に3点を失ったが、2回以降は無失点。「初回は自分も慎重になった。僕がどうにかしなきゃいけない」と反省も忘れなかった。

 チームの顔である中村、浅村、森と同じ大阪桐蔭出身。プロでは同期入団で同じポジションを争う6歳下の森が左肘骨折で3月上旬に戦線離脱した際には、「しっかり治して戻ってこい」とLINEや電話で励ました。「ハイレベルな競争が強くする。絶対に負けたくないですから」

 チームも先発全員となる今季最多タイの17安打を放ち、8得点を奪って快勝。今季最多の5連勝で貯金を3に増やした。通算1本塁打の岡田は「次から右方向に外野の前に打つ打撃をします」。己を知っている選手が支えるチームは強い。 (平尾 類)

 ◆岡田 雅利(おかだ・まさとし)1989年(平元)6月30日、奈良県生まれの27歳。小1年から野球を始め、大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。2年夏、3年春に甲子園出場し、同期で投手も務めた中田(現日本ハム)とバッテリーを組んだ。社会人の大阪ガスを経て、13年ドラフト6位で西武に入団。昨季は初の開幕1軍を果たし、自己最多の47試合に出場した。1メートル73、80キロ。右投げ右打ち。