- 大学野球
2017.05.14 14:02
故障癒えた小島和哉が2安打完封。早稲田大が立教大下し先勝【東京六大学野球】
★「今日は小島に尽きる」
立教大vs早稲田大1回戦
立教大 000000000=0
早稲田大 00010000X=1
【立】●田中(誠)—藤野
【早】◯小島—岸本
右足首のねん挫により一時離脱していた早大・小島和哉投手(3年・浦和学院)が復帰登板を完封で飾った。
もともと痛めていた右足首を、4月22日の明大1回戦で悪化させてしまい、3回2失点で降板。その後チームは逆転負けを喫し「監督の期待を裏切ってしまいました」と振り返る。そこからはリハビリに努めて、この日復帰した。
最速は130km/h台中盤だったものの、キレと伸びのあるストレートとスライダーやツーシームなどを織り交ぜた投球で、立大打線から凡打の山を築き、守備陣も度々好守で小島を盛り立てた。
打線は、4回にスクイズ失敗で2死走者なしとなった場面から織原葵内野手(4年・早実)、檜村篤史内野手(2年・木更津総合)、佐藤晋甫内野手(4年・瀬戸内)の三連打で先制。
援護はこの1点のみだったが、小島が内野安打1本を含む2安打のみで二塁すら踏ませない投球で投げ切り、早大が先勝した。
◎早稲田大・高橋広監督
「制球良くテンポも良いので、守備でも良いプレーが出ますよね。今日は小島に尽きます。打線もチャンスを潰してから、よく連打で点を取りました。優勝に向けトーナメントのつもりで戦っているので、この勝利は大きいです。1対0なので最高の試合です」
◎早稲田大・小島和哉投手
「1つ出してしまいましたが、四球を出さないことを課題に投げました。先頭打者を出さないことを意識し、あとは強気で投げました。テンポ良く投げられたので良かったです」
文・写真:高木遊